市村 佳子 さん
(日本語教師)

マーケットが立つ通りに面したこのお店は、良心的な価格で美味しい料理が楽しめるお薦めレストラン。ソースの使い方が絶妙なメニューの数々はまさにフレンチ! 天気のいい時には外のテーブルでゆっくり食事をしながら、フランスの下町気分が味わえます。カジュアルなデートにも最適です。
Bar du Marche バー・ドゥ・マーシェイ
フランス料理/バー
19 Berwick St, London W1F 0PX
Tel: 020 7734 4606
最寄り駅:Oxford Circus /
Piccadilly Cicus いずれも徒歩6 − 7分
営業時間: 月−土 11:00am〜11:00pm

※ランチから7:00pmまでは2コース£12.50、3コース£14.50というセットメニューあり。

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マーケットに気をとられて見逃してしまいそうなほど小さな同店は、ガスコーニュ出身の一見無愛想だが気さくな仏人オーナーの経営。カウンターバーもある店内は狭いながらも不思議と居心地がよく、ワイングラスを傾けながら長居する客が多いのも頷ける。お得なセットメニュー以外に、ランチならポテト&サラダつきのバゲットサンド(£7〜8)があるが、ディナーのメイン単品は£13前後と少々高め。今回試したのはランチのセットメニュー(2コース)、単品からスターターとメインを1品ずつ、デザート1品(シェア)、グラスワイン2杯で、合計£41.31(10%の税込み)を支払った。上下階にも席あり。

オニオン・タルト。甘くなるまでソテーしたタマネギがタップリ入ったタルトは濃厚な味わいで、見かけとは逆の「あっさり」マスタード・クリームソースとの絡みが絶妙! タマネギのおいしさに改めて気づかせてくれる一品。
スモークトダック・サラダ。盛り付けだけでなく、燻製カモ肉とフルーツ・ソースのバランスのよさにもフレンチらしいこだわりを感じる一皿。クセのあるカモ肉もベリー系のさわやかなソースで気にならず。サラダも適量で◎。
メインとして注文したポークのマスタードソース&フライドポテト添え。ハーブでしっかり風味をつけてからグリルしたポークは香ばしく、かつ柔らかい。ソースはこってりしていながらも飽きのこない味。ボリューム満点。
キング・フィッシュ(ヒラマサ)の野菜とライス添え。全体的にあっさりとした味つけは、食材のおいしさを引き出す技か? 魚の内側に添えられたスプリングオニオンのソースをつけるのを忘れずに。ヘルシー志向にお薦め。
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