小野 雅子 さん
(会社員)

グリーク、フレンチ、イタリアン、ブリティッシュなど、メニューの多彩さ、豊富さは他店ではなかなか見られないほど。このお値段にして肉料理、魚料理、どちらも申し分ないお味です。スタッフも全員笑顔で迅速。女友達などと気軽に入っても心置きなく楽しめる、とてもよいお店です。
Bistro 1
ビストロ・ワン
地中海料理
75 Beak Street, London W1R 3LF
Tel: 020 7287 1840
最寄り駅:Oxford Circus /
Piccadilly Cicus いずれも徒歩6 − 7分
※27 Frith St, W1 (Soho) と 33 Southampton St, WC2 (Covent Garden)に姉妹店あり
営業時間: 毎日 11:00am〜11:30pm
www.bistro1.co.uk

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基本的に「地中海料理」と謳う居酒屋風レストランだが、メニューは実に国際色豊か。テーブル間隔は狭く、混雑時などは相席も普通、といった小さなお店だが、お味のほうはしっかり本格派。特に各種お肉の炭火焼は丁寧な下ごしらえ+極上の焼き加減の絶妙さに、思わず五木ひろし風にこぶしをギュッ。お値段は2コースで£6.50(ディナー時は£8.90)。3コースでも£7.50(同£9.90)と、ウエストエンドにありながら正座して感謝したくなるほど良心的。この日は2人でランチに訪れ、前菜、メイン、デザート各2品ずつ。ミネラルウォーターボトル大1本にコーヒーで£21.65(サービス別)。ぜひ一度、お試しあれ。

サーディーン(いわし)の炭火焼きとガーリックマヨネーズ。外はカリカリ、中はホックリの絶品イワシ。ああ、やっぱり海の幸の食べ方を知っている人たちはいい、と実感する一品。サラダもたっぷりで好感のもてる一皿。
スモークトダックとベリーソースのサラダ。カモ肉が真っ赤なのは、初め着色料のせいかと思ったが、実はベリーソースの鮮烈な赤だった。ジューシーなカモ肉に、ベリーソースの甘味と酸味が絡まって実にふくよかな味わい。
ラムのフィレ肉炭火焼きとライス&サラダ。ラム肉は適度な火加減で豊かな味わい。シェフの繊細で丁寧な仕事ぶりが伝わってくる。ソースが一切ないのは自信の表れか。付け合わせがライスなのも日本人にはうれしいかも。
ナスをベースに、トマト、キャベツ、そしてラムのひき肉がたっぷり敷き詰められた地中海風お肉のムサカ。ライスとサラダが付いてボリューム満点。欲を言えば、もう少し塩気が欲しかった。ベジタブル・ムサカもある。
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