カーズバーグ佳世子さん
(会社員)
英国のローストビーフ、日本のたたきを思い出させる一品です。フレンチフライもしっかり味がついており、ちょっと癖のあるマスタードソースもお肉の味をひきたてます。レアに抵抗のある方も、絶対レアをご賞味ください。予約ができないので長蛇の列になることもありますが、並ぶ価値のあるステーキ店です。なお、ハウスワインの赤は同店の名前付きボルドー(£12.95)。

Le Relais de Venise
ル・ルレー・ドゥ・ヴェニズ ステーキ専門店
120 Marylebone Lane
London W1U 2QG
Tel: 020 7486 0878
最寄り駅:Bond Street徒歩7分
営業時間:毎日
12:00-14:30 (ラストオーダー)
18:00-23:00 (ラストオーダー)
※予約不可

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46年続くパリ本店、バルセロナ店に続き、一昨年秋にオープンしたロンドン店。昼と夜で毎日300〜350食をさばく、行列覚悟の繁盛店。メニューはステーキ1品のみ。尋ねられるのは肉の焼き方だけ。まずはクルミたっぷりのグリーンサラダとバゲットでお肉の到来準備。やがて焼きたてのステーキがごんと来る。上質のサーロインステーキ肉に『フェイマス・ソース』(レシピは門外不出)と呼ばれるソースをたっぷり絡めていただく。ステーキは1人前18ポンド(サラダ込み)。この日は2人でデザート2品(女性なら1品をシェアすれば量的には十分)、コーヒー、水(ボトル)をあわせて注文。税・サ込みで£59.24也。

ステーキの前菜として提供される見た目シンプルなグリーンサラダ。マスタードが鼻にツンと来た後、強めの酸味が追いかけてくる。賛否分かれそうなドレッシング。パンもなかなか美味しいので、ステーキ前の食べ過ぎにはくれぐれもご注意を。
ビーフはスコットランド産。メインは2回に分けてサーブされ、1回目にお肉の7割が、2回目に残りのお肉がいずれもたっぷりのフレンチフライと共に供される。2回目は少し余計に火が入ってしまうので、注文時は「レア」とした方がより楽しめる。
ウエイトレスは白エリの黒いシャツ+黒いスカートに白いエプロンとメード風。毎日まいにち、お肉とフレンチフライをひたすら運び続ける。それでも皆、笑顔を絶やさぬ姿にスタッフ教育の熱心さが伺われる。
左、バニラアイスと生クリームがたっぷりのラズベリーメルバ。美味なれどボリューム満点でフィニッシュできず。右、チーズ盛り合わせ。メインまであっと言う間に終わるので、食後はこれでワインをチビチビ。
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