岩崎 美奈子さん
(フローリスト)
とにかく早い、安い、量が多い、ファスト・フードのお手本のようなお店です。でも味付けやオイルは控えめで、ピザというとカロリーを気にして敬遠してしまう人にもオススメできる、ヘルシーなピザ屋さんです。いつも混んでいるので長居できるタイプのお店ではありませんが、コーヒー・カンパニーというだけあってコーヒーも合格点。

Italiano Coffee Co (ICCo)
イタリアーノ・コーヒー・カンパニー ピザ専門店
46 Goodge Street
London W1T 4LU
Tel: 020 7580 9688
最寄り駅:Goodge Street
営業時間: 月-土 7:00〜23:00
      日 8:00〜23:00
※クレジット・カードでの支払いも可能だが、
50ペンスの手数料が加算される。

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沢山の利用客がガラス張りの店内にひしめき合っている様子に、一体何のお店?と思ってしまうが、実はロンドンで1番安い(?)ピザ専門店。しかも『安い=まずい』という図式から外れ、注文してから焼いてくれる良心的な1軒だ。レジで11種類のピザの中から注文し、清算後、自分の名前が呼ばれるのを待つセルフサービス式で、混雑時は立ち食いになることも。注文から食べ終わるまで約30分。今回は2人でピザ2品、デザート(シェア)、水を注文し合計£17.75を支払った。ピザは11インチ(約30センチ)と大きいので、少食の人は友人とシェアするほうが賢明。残ったらテイクアウェーすることも可(カウンターで箱がもらえる)。

近くにメディア系のオフィスが多いせいか、忙しい仕事の合間に駆け込む人々、バイク便のライダーたち、安さを求めてたどりついた学生などで賑う=写真左。オリーブ・オイルやチリなどが用意されており、各自で好みの「仕上げ」ができるようになっている=同右。
ハム、マッシュルーム、ブラック・オリーブなどがのった「カプリチョーザ Capriciosa」(£4.80)。生地がかなり薄めだが、かといってカリカリ過ぎることもない。ピタ・ブレッドを連想させるような、飽きのこない素朴な味わいだ。
「フンギ Funghi」(£3.50)は、トマトとバジル・ソースのベースに、マッシュルームとモッツァレラ・チーズがのった、ひたすらシンプルな1品。店内に常備されているオイルとチリをかけると、変化が楽しめる。
ロンドンで£1.85でケーキが食べられるのは稀少。ホームメイドではないが、フレッシュなベリー類がのり、イタリア式ビスケット生地でできた「フルッティ・ディ・ボスコ Frutti di Bosco」は、この値段にしては◎。
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