青木 明子さん
(会社員)
元はオレンジを育てる温室だったというこのティールームは、いるだけで古きよき英国の雰囲気に浸れる空間です。店員の対応も◎。ぜひ、お茶とケーキだけでもゆったりと楽しんでほしいところです。ランチやティーの時間には入り口に列ができるほどの人気ですが、英国人を見習い、辛抱強く待つだけの価値あり! とっておきの時間を過ごしてください。


The Orangery オランジェリー 
Kensington Palace, Kensington Gardens,
London W8 3UY
Tel: 020 7938 1406
最寄り駅:Queensway (徒歩7分)/
High Street Kensington(徒歩10分)

営業時間: 朝食 10:00〜12:00
ランチ 12:00〜15:00
アフタヌーン・ティー 15:00〜17:00


MAP>>


ケンジントン宮殿の敷地内にあるこのティールームは、1704年にアン女王のためにデザインされたという由緒ある建物。場所柄、観光客が多く、平日でも時間によっては長蛇の列ができることも。ランチなら12時少し前か、2時を過ぎてからが狙い目。高い天井やコリント式列柱などの優雅な内装、窓からの眺めに加え、店員の丁寧な対応にもハイソな気分になれる。今回はランチ・メニューからスターター、メインを1品ずつとデザートをシェアし、合計£37.15(サービス料別)を支払った。子供用ポーションやハイチェアも完備されている。予約は15人以上の団体のみ。なお、4/12〜20は工事のために閉店なので注意。


アプリコット&タイム入りポーク・テリーヌ(左)とペースト入りマッシュルーム・スープ、チーズ・スコーンつき(右)。テリーヌはアプリコットがアクセントの上品な味。スープはペーストがマッシュルームの風味を引き立てている。スコーンが絶品!
メインのツナ・サラダ。サンドライド・トマトとピーマン、レタス、ほぐしたツナの彩りの組み合わせが鮮やか。大粒オリーブや豆などにハニー・ドレッシングがさらりとかけられ、ヘルシーな一品。ただ、メインとしては少々量的に物足りないかも。
グリーン・サルサつきレア・ロースト・ビーフ。ホウレン草やハーブ、キュウリなどをベースにしたグリーン・サルサとレア肉のコンビというサッパリした一皿。ビーフは冷たいままサーブされるが、柔らかい。
ルバーブ・タルト。クリームの海に浮かぶタルトはルバーブの自然な酸味とカスタードの甘さがバランス良くとけあっている。クリームをたっぷりつけて召し上がれ。ちなみに、ケーキ類はどれもハイレベル。
バックナンバー>>