臼井 君雄さん
(美容師)
英国の代表料理といわれるフィッシュ&チップス。カラッと揚げる技術もあるんだー、と感心させてくれたのがこの店です。醤油をかけたくなる気持ちを抑えて、ここではあくまで、「英国人に愛されているフィッシュ&チップス」の世界をタップリ楽しんでください!


The Golden Hind
ゴールデン・ハインド
(フィッシュ&チップス)
73 Marylebone Lane, London W1U 2PN
Tel: 020-7486-3644
最寄り駅: Bond Street
営業時間:
ラ ン チ 月−金 12:00-15:00
ディナー 月−土 18:00-22:00


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シャレた店の並ぶメリルボン・ハイストリートから、少し脇にそれたメリルボン・レーンにある同店は創業1914年という老舗のフィッシュ&チップス専門店。年月を感じさせるアールデコの装飾、壁にかけられたセピア色の写真などが、古きよき時代をしのばせる。平日の昼時には、一人でランチを楽しむ老婦人の姿も見受けられた。今回は取材のため、スターターも頼んだが、日本人ならメインのフィッシュ&チップスのみで量的には十分。取材班2人でスターター、ラージ・コッド(+チップスとマッシー・ピー)、スケート(+チップス)、ソフトドリンク2杯で合計£25.40(サービス別)支払った。同店は 酒類販売のライセンスを持たないため、ビールやワインは自分で調達して持参すること。

スターターとして注文したFeta Cheese Fritters。薄い衣でカリっと揚がっている。フェタ・チーズの塩気もほどよく、メインのフィッシュ&チップスがサーブされるまでの空腹を紛らすのにピッタリの一品。
普通のテイクアウェイ店ではあまりお目にかかれない、スケートskate(ガンギエイ)のフィッシュ&チップス(揚げるのに時間と技術を要するためと思われる)。このスケートは軟骨も食べきれた。
正統派コッド(タラ)のフィッシュ&チップス。スケートにも言えたが、魚か衣に下味が付いていれば、もっと美味しいはず…。とはいえ、これが英国式。ヴィネガー、塩コショーなど、お好みでタップリかけてどうぞ。
店の外観(店先で休憩しているのは同店のスタッフ)。「I」が消えているのはご愛嬌!?「Hind」はもともと雌の赤シカ(hart)のことだが、「Golden Hind」号は、エリザベス1世時代に活躍したドレーク船長の船の名前。
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