齊藤 大輔さん
(学生)
ソーホーの「ちゃんとした」レストランの中では、平日、週末にかかわらず3コース£15.50のセット・メニューが楽しめる貴重な店だと思います(学生もがんばれば行ける!)。夕方7時までのプレシアター・メニュー(3コース£17.50)もお得感あり。値上げしないでほしい…。


Arbutus アービュタス
モダン・ヨーロピアン料理

63-64 Frith Street, London W1D 3JW
Tel: 020-7734-4545
最寄り駅: Tottenham Court Road
営業時間:
ランチ 月−土 12:00-14:30 日 12:30-15:30
ディナー 月−土 17:00-23:00 日 17:30-21:00
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英国フットボール協会(FA)の本部があるソーホースクエアのすぐ南にたたずむこのレストラン、お薦めしたいのはお得な3コースのランチ・メニュー。しゃれた店で、少し優雅なランチを楽しみたいという場合に試していただきたい場所だ。ランチ時は、この手頃なランチ・メニュー目当ての食事客でかなりにぎやか。この日は2人で、3コースのランチ・メニュー(スターター、メイン、デザートのいずれも2種類ずつある中から選択)、グラスワイン2杯、コーヒーを注文し、£43(サービス料別)支払った。料理は、セット・メニューとはいえ細部まで丁寧に仕上げてあり、驚きがあるわけではないものの、ソーホーでこの値段ならナットクというレベル。もちろん、アラカルト・メニューも充実。

スターターのひとつ、ガスパッチョ(スペイン風の冷たいスープ)。スープそのものは、別途カラフェで供され、それを自分で浮き身の入った皿に注ぐという「作業」を楽しむ演出付き。酸味がさわやかな一品。
ラムの胸肉、サルサ添え。これも夏らしいスターターで、酸味の利いた「薬味」(ピクルスのみじん切り、ケイパーなど)をタップリのせて食す。オリーブ・オイルもふんだんに使ってあるが、しつこくなかった。
「ポロック(pollock)のフィレ」。淡白な白身魚のポロックに、ミント風味のマッシュト・ピー、ソテーしたポテトなど、しっかりした脇役が添えてある。見た目も上品な一品だったが、魚はもう少し火を通してほしかった。
やわらかく煮込んだ「ポーク・ベリー(pork belly)」はこってり系。モチモチした食感のマカロニが、付け合わせとしてはユニークだが、味はオーソドックスで驚きはなし。日本人には量が多いかも。
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