田中 郁子(ゆうこ)さん
(会社員)
ソーセージ&マッシュトポテトにグレイヴィーをなみなみ…という、いまどきの健康志向をほぼ無視した英国料理が、逆に新鮮(?)なお店です。赤いギンガムチェックのクロスがかかったテーブルが並ぶレトロな店内では、フレンドリーなスタッフが、下町ムードをさらに盛り上げてくれるはず!


S&M Cafe

英国料理
48 Brushfield Street, London E1 6AG
Tel: 020-7247-2252
最寄り駅:Liverpool Street
営業時間:月−金 7:30-22:30 土・日  9:30-22:30
※他に4-6 Essex Rd, N1 8LN、286 Portobello Rd, W10 5TYにも店舗あり。詳細はwww.sandmcafe.co.ukで。
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「S&M」の店名にたじろぐ人もいるかもしれないが、実は「Sausage & Mash」の略。英国の伝統的(!?)料理のひとつ、ソーセージ&マッシュトポテトなど「comfort food」(「お馴染みの味」。意訳すれば「おふくろの味」とも言えそう)の専門店だ。老舗のカフェを買い取り、レトロな内装はそのままに「S&M Cafe」の名前で現在3店舗をロンドンで展開。パブでさえ、グルメ向けの本格派メニューに切り替えるところも少なくない昨今、「超」がつくほど英国的な料理ばかりを出すその姿勢が根強い支持を得ているのだろう。味はさておき(決して、「マズイ」というわけではない)、英国の下町の雰囲気にひたってみたいという場合に試してみていただきたい店だ。この日はグラスワイン2杯、スターター1品、メイン2品、デザート1品とコーヒーで合計£30.70(サービス別)なり。



スターターのコロネーション・チキン(Coronation chicken)。1953年、エリザベス女王の即位式のランチ用に「発明」された料理。カレー粉、アプリコット・ピューレー入りのマヨネーズであえてある。


メインのソーセージ&マッシュ。選び方は大きく分けて3種あり、これは「Mix & Mash」(£6.95)で約8種のソーセージから2本(3本選ぶと£1増し)、好きなものを選ぶタイプ。量的に物足りず残念。


「 Healthy Food」(£5.95)は、ソーセージ2本(選択可)とサラダの組み合わせ。他に「ロンドン・トラディショナル」という名のソーセージのみとマッシュの組み合わせ「London Mix」(2本で£5.75)もあり。

アップル・クランブルなどデザートも英国的なものが揃っているが、これは日替わりデザートの「フルーツ・タルト」(£3.50)。カスタードが美味。プレゼンテーションに無頓着なところも英国式!?
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