九嶋 美紀 さん
(ショコラティエ)
名前はイタリアンぽいですが、 正真正銘フレンチのお店。白いクロスがかかったテーブルで本格派フレンチが楽しめる穴場的存在です! アラカルトだと予算オーバーという人には、「プレフィックス」メニュー(昼£19.50、夜£24.50)がお薦め。とってもロマンチックな雰囲気なので特別な日にどうぞ!


Maggiore's

モダン・フレンチ
33 King St, Covent Garden, London WC2E 8JD
Tel: 020-7379-9696
最寄り駅: 地下鉄Covent Garden
営業時間: ランチ 月〜金 12:00-14:15
ディナー 月〜金 17:00-22:45 土 17:00-23:15
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コヴェント・ガーデンから約5分、しゃれた店構えの「Maggiore's」が静かにたたずむ。ミシュランの星を獲得しているレストランで腕を磨いてきたというシェフ陣がつくるフレンチは見た目にも美しく、洗練された仕上がり。料理によって味つけが少し濃いものもあったが全体的にハイレベル。取材当日はスターターの後、メインができるまでにやや時間がかかるということで、かわいらしい冷スープが供された。こうしたチョッとした心遣いで点数が大幅アップ。この日は2人で2コース+コーヒー&プチフールから成る「プレフィックス」メニューと、グラスワイン2杯、水を注文し、合計£55.75(サービス別)を支払った。桜や緑の葉があしらわれ、森の中にいるような気分にさせてくれるグラウンドフロアには、天井がガラス張りのエリアもあり(席は早い者勝ち)。



イカの中にシーフードなどがギッシリ詰められたオリエンタル風の一品。イカとは思えないほど身が繊細で(言い換えると薄い!)、イカ独特の食感と風味を愛する日本人としては、肉厚のイカにしてほしかった。


真っ赤なトマトにツナをあしらったテリーヌは、夏らしくさわやかな逸品。黄色い付け合わせはスモークト・ハドック、黒っぽいのはペースト状にしたオリーブ。見た目、味ともに文句なく合格!


「ブラックブリーム(black bream=タイの一種)」は焼き加減も良く、プリプリとした食感。スモーキー・ソースもくどくなく、料理として美しくまとまっていた。

リキュール系の正統派ソースとからめていただく「ポーク・ベリー(pork belly)」。今回選んだ料理の中で唯一、塩味が強すぎ残念だったが、付け合わせのポテトは美味!
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